英語の文法を理解する上で大切なのが、語順です。
知っている単語をどう並べて文章にするか、慣れるまで少しだけ時間が必要です。
秘訣は中学で習った基本5文型を攻略すること。
といっても、5文型をすべて使いこなせないと、英語が話せないわけではありません。
簡単な文型から徐々に慣れていけば大丈夫です。
今回は「SV」また「SVO」の文型についてお話します。
中学英語の復習のつもりで、気軽に読んでみてください。
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SVOって何だったっけ?
Sは「Subject」、文章の頭に来る、「主語」の部分です。
Vは「verb」、英訳すると動詞です。
とりあえずは簡単に、主語の後に来る大事な部分と理解しましょう。
ここまでは大丈夫ですね。
「私は勉強します」の場合、
主語は「私」、動詞は「勉強します」です。
これを英語で言ってみましょう。
そう、「I study」ですね。
ではこの一番シンプルな「SV」だけで、自分の1日の予定について話してみましょう。
「I wash」「I eat」「I play」
何となく言いたいことは言えますね。
そうです、英語はシンプルな文法でも使えるのです。
でもこれだけでは、「何を洗うのか」「何を食べるのか」「何をして遊ぶのか」がわかりません。
そこでSVOの「O」(Object)、「目的語」の出番です。これを文の後ろに付け足します。
「I wash my car」(私は車を洗います)
「I eat fruits」(私はフルーツを食べます)
「I play tennis」(私はテニスをします)
これでグッと分かりやすくなりました。
中学で習った「SVO」の文型です。
上の例文の場合、目的語「O」の部分は前の動詞「V」の部分を詳しく説明する働きがあるのが分かりますね。
「何を」が説明できると、すごく文章らしくなります。
まずこのSVOの型で、自分の言いたいことを表現する練習をしてみましょう。
慣れてくれば、「I eat fruits in my room」のように、詳しい情報を後ろに付け足していけばいいだけです。
文型は話す為の「道具」「引き出し」として使いこなそう
中学校では基本5文型というものを学び、今考えたのもその内の2つです。
学校では例文を出され、「この文法はどの基本文型に当てはまるのか」を教えられてきました。
テストで、「この文章は第何文型か答えよ」という様な問題もありました。
不正解なら減点される、ということもあったのではないでしょうか?
それ自体は必ずしも悪いことではないのですが、日本語で文型を理解することに集中しすぎると、国語の勉強のようになってしまいます。
道具は磨いてばかりではなく、使ってこそ価値が出ます。
文型は話す為の「道具」であり「引き出し」、と考えましょう。
1つの文型に慣れれば、後は新しく憶えた単語をその型に入れ替えて使ってみます。
新しく作った引き出しに、物を入れるようなイメージです。
何度も使っているうちに、何をどこに入れるべきかが無意識に分かってきます。
文型の引き出しが増えていけば、表現できることがどんどん増えていきます。
まずはよく使う引き出し(文型)を決めて、それが手や口に馴染むまで使ってみましょう。
陥ってしまいがちなのは、文法の知識だけ増えて何を話していいか分からず、結局英語が話せなくなることです。
たくさん引き出しのある棚をいくつも買いそろえて、結局何も入れずに使わないのと似ているかもしれません。
久しぶりに使おうとしたら引き出しが開かない、なんてことも起きますよね。
まずは簡単な文型、「SVOの型」から始めて、それで文章を組み立てて話してみるのはおすすめです。
英語の語順に慣れていけば、後は少しずつ引き出しを増やしていけます。
決して難しくありません。
あなたも必ず英語を話せるようになります。
「習うより慣れよ」です!
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まとめ
英語を話すために必要なのが、英語の語順に慣れることです。
英語は日本語と語順が違うので、日本語の感覚で単語を並べると不自然になります。
まずは、「SVO」、「誰が何をする」の文型に慣れてみましょう。
何かをするときには、「I play... 」など、口に出して言いながら動作をする習慣を身に着けてみてください。
きっと「英語ってそんなに難しくないんだ」と思えるはずです。
次は英会話初心者が最初にぶつかる壁、「be動詞」の感覚を身に着ける方法について書いてみます。