春は新しい出会いの季節です。
私が海外生活を始める前に、やっておいて本当に良かったのが実はこれ、英語でのジョークの練習なんです。
しかも英語はジョークを練習することで上達できます。
この記事では英語でジョークを話すことで、自分に確実に身に付いた英会話スキルについて書いてみます。
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英語のジョークで身に付いたスキル
その1‐自信
英語圏では、よく友人や知人にパーティーやディナーに招かれます。
そこではゲストに対するもてなしとして、いろいろな質問が飛んできます。
私は英語が苦手で、勉強はしていたとはいえ、英語を話せる自信はほとんどありませんでした。
性格的に大勢の前で話すのも苦手です。
でもこういう場面は予想していたので、日本にいる間に前もって準備しておくことにしました。
さて、こういう場面で何を話すか?
まずは定番の自己紹介(これについてはまた別の記事で)。
そして場を盛り上げるには…そうだ、ジョークだ!
こうしてインターネットで電子版のジョークブックを買い、練習しました。
なるべく簡単で短いものを練習し、丸覚えして、何かあったら話すようにしました。
結果は大成功!
笑いは人と人との距離を縮める効果があるんですね。
行く先々で大爆笑をさらって調子に乗った私は、自分の英語が通じるという自信を付けることができたのでした。
特に自分の英語で現地人を笑わせたという結果は、とても大きな自信になります。
いつも仲良くしていたShellyというイギリス系移民のおばあさんがいました。
この方は私に会うたびに、「今日はどんなジョークを話してくれるんだい?」と言ってきます。
彼女の家に行く度に新しいジョークを練習しないといけないので、それも英語の上達にとても役立ちました。
ちなみに日本でよく知られている英語のジョークは、アメリカンジョークが多いです。
私が練習した英語のジョークは、大半が定番のアメリカンジョークでした。
ヨーロッパ系の移民が多い南アフリカでは、あまり知られていなかったのも良かったのでしょう。
英語の自信を付けるにはジョークが一番の近道!だと思います。
その2‐コミュニケーションスキル
英語のジョークでは、コミュニケーションスキルも身に付きます。
実はジョークといっても色々なものがあり、当然笑いの「ツボ」も人によって違います。
英語でジョークを練習しようとすると、どう話せば人が喜んでくれるか、真剣に考えるようになります。
例えば、英語のジョークは、1つのショートストーリーになっていることが多く、必ず話の最後に「オチ」があります。
こうした英語のジョークを丸暗記するわけですが、この最後の「オチ」に威力を発揮させるためには、「間」の取り方が大切です。
最初から最後まで棒読みでは、せっかくの傑作ジョークも笑ってもらえません。
もちろん私もよく失敗します。
オチの直前で最後の英文をド忘れして飛んでしまったり、なんて失敗もあります。
でもそうした試行錯誤を繰り返すことで、自分の英語だけでなく、コミュニケーションスキルも改善されていくのです。
日常会話でも、一番伝えたいことの前に適度な休止を自然に置けるようになります。
笑いのツボが分かってきたら、「気の利いた一言」が言えるようになります。
ボディーランゲージも練習して、自然に使えるようにもなっていきます。
特に英語圏ではコミュニケーションの取り方が日本と違い、ほとんどは「話さなければ伝わらない」文化です。
男性も女性も、日本人に比べてよく話しますし、よく笑い、怒り、泣きます。
こうした感情を表に出す文化で、人を喜ばせる話し方はとても大きな武器になります。
こうした理由で、英語のジョークはコミュニケーションスキルを磨くとても良い方法だと言えるのです。
その3‐基本的な文法が身に付く
英語のジョークで本当に基本的な英文法が身につくのでしょうか?
英語でジョークを話そうとするとき、基本の練習はまず文章を音読することです。
繰り返し音読することで、英語が「単語」ではなく、「まとまった文章」で身に付くのです。
これは外国語をマスターする上でとても大切なスキルです。
私たち日本人が英語を読めても話せないのは、このスキルを伸ばしていないからとの指摘があります。
英語を話そうとすると、まず単語を日本語から英語に直して話そうとしてしまいます。
そうするとどうしてもカタコトの英語になってしまい、「ペラペラ」話すことが難しくなってしまいます。
でもこの「英語のジョーク丸覚え音読」をすれば、文章がまとまって話せるので、「ペラペラ」の感覚が掴めるようになります。
そう、私たちには何よりもこの「英語ペラペラ体験」が大切なのです!
英語のジョークのほとんどが簡単な文章ですし、文法も基本的なものです。
日本語でもそうですが、老若男女問わず人を笑わせるためには、分かりにくい文章や文法があってはいけないからです。
英語のジョークを文章丸覚えで話すわけですから、文法が間違っているはずはありません。正しい英語の文法を毎回自信をもって話せる、この体験を繰り返すことで正しい文法が自然に身についていくのです。
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まとめ
英語でジョークを話すことで、自分に確実に身に付く英会話スキルについてお話ししました。
特に英語圏では他の人に積極的に声を掛けることや、こちらの考えや意見を話すこと、更にジョークを言う事がとても喜ばれます。
この様な理由でジョークは立派な「おもてなし」だと言えます。
人に喜ばれるのと同時に、自分の英語も上達するのであれば、ジョークを覚えるのは一石二鳥だと言えますね。
次にお友達に会う時には、前もって何か一つジョークを準備しておくのはいかがでしょうか?
次回は、英語のジョークで本当に英会話が上達するのか検証します。